故きを温ね、新しきを知る 特別版<右手にメス、左手に花束9>
作品概要
死ぬまで……いや、死んでも、お前だけやで
師走のとある夜。篤臣はいつになく沈んだ様子の江南から、消化器外科に来たポリクリの学生に手を焼いていると聞かされる。学生の名は板倉祐二。今風の容姿にそつのない振る舞い、しかし板倉の本質はモラトリアムという楢崎の言葉に、臨床の現場でいつか問題を起こすのではと篤臣たちは案じていた――。一方そんな心配をよそに、もう一人の消化器外科医には春が。見たことのない大西の姿に驚きと失笑を禁じ得ないものの、同時に様々な人生の節目に立ち会った江南と篤臣は、結婚の誓いを思い返し…。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされた番外編SS「うれしいこと」を特別収録の限定版!
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770 円税込