P+D BOOKS 悲しみの港(上)

P+D BOOKS 悲しみの港(上)

● ポイント 211pt

最大20倍還元(商品ページ電子サイド)
605 税込

出版社 小学館

レーベル

発行形態 書籍

最新刊発売日 2016年04月08日

カテゴリ 一般書籍

作品概要

現実と幻想の間を彷徨する若き小説家の懊悩。

「僕が故郷に漠然と期待したのは避難港だった。ところが、それどころではなかった」――。

東京から郷里の静岡県藤枝市に居を移した三十手前の小説家・及川晃一の日常的思索を描いた著者の自伝的小説の前編。

1994年、発刊時の単行本の帯には[自分はすでに難破船か、骸骨か。それでもなお試練の故郷で文学者が探し求める自我の新しい船出。現実と想像のあわいに明晰な幻視者・小川国夫が眼をそそぐ]とある。

日本人とは、市民とは、そして小説家とは何かを考え続けた、「内向の世代」の作家・小川国夫の深い懊悩が滲む秀作。朝日新聞に連載され、第5回伊藤整文学賞を受賞。

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