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現在へと帰還したラゼル。季節は、春から初夏へと移り変わろうとしていた。死んだ筈だったナツメと対峙してから、様子のおかしいバロックヒートは、ラゼルと共に訪れた海で突然姿を消してしまう。行方を案ずるラゼルだが、ある日街でセラの知り合いだという女性に声をかけられる。ラゼルの身体に癒着したピアスについて話す、その女性の正体はナツメで――!? ついに幕を開けた最終章、怒涛の展開から目が離せない第20巻!!
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