[ライトノベル]カラスとの過ごし方(全1冊)
作品概要
――俺は、幸一を脅迫してるんじゃない。愛してるって言ってるだけなんだよ。
頭がよくて酷く孤独なカラス――槇野と、ごく平凡な学生・幸一の、究極でいて必然の恋物語。
のばしっぱなしの黒髪と、あまり言葉を発しない唇。かかとを踏みつぶした靴に、天然石の数珠――。
カラス、そう密かに呼んでいた部活の先輩・槇野和隆と再会した加藤幸一は、自由奔放な彼を捨て置け
ず同居をすることに。「捨てたくなったら捨ればいい」という言葉の裏にある槇野の想いに気づく幸一
だが、本当の意味で救いの手を差し伸べることができない。次第に恋人・久美との仲も危うくなるほど
抜き差しならない関係になっていく二人が、年月を経て辿りついた“幸福”とは…。
◆著者について
STORY朝丘戻ModoruAsaoka
子どもの頃、商店街で焼き芋の屋台を見かけたのですが、
そこでカラスが飼われていました。先端に凛と鎮座している。
格好よくて怖くて近づけなかったものの、夕暮れ時の
商店街の片隅に、そっと馴染んでいたのを憶えています。
ILLUSTRATION麻生ミツ晃MitsuakiAso
またこの作品に携わることができて、しあわせでした。
朝丘先生、編集部様に、厚くお礼申し上げます。
ありがとうございました。
◆朝丘戻好評既刊
『青に沈む庭』
(二見書房シャレード文庫)
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723 円税込