ヤングコミック・レジェンド 上村一夫表紙画大全集 (1巻 全巻)

作品概要

故・上村一夫先生は、昭和の無頼派にして、繊細で妖艶な筆致と作風で人気を博した超実力派劇画作家・漫画家です。 特に、その妖艶にして華麗な美人イラスト画は、あの竹久夢二の再来とまで言われました。 この本のタイトルの冒頭にありますように、この本は、1970年代に人気を博したかつての青年コミック雑誌、初期「ヤングコミック」の表紙を飾った美人カラーイラスト画を特集した画集です。 (なお、現在もヤングコミック誌は少年画報社で継続刊行していますが、1970年代当時の初期「ヤングコミック」は、今とは内容も作品テーマもまったく違う純然たる「青年劇画誌」でした) 当時20代で学生街の喫茶店や定食屋や神田川沿いの下宿屋や学生運動のデモの合間に当時の「ヤングコミック」をむさぼり読んだ世代の読者の人々は、40年の時を超えて蘇ったあの妖艶で華麗なイラスト画と、伝説の劇画作品『江戸浮世絵師異聞アモン』の復刻掲載に、きっと胸をときめかせていただける事でしょう。