天馬天平 [完全版] (1-4巻 全巻)

作品概要

「ごぞんじ天馬天平だ!」
悪の前に現れる青年剣士の活躍はいよいよ最高潮!!
江戸城、そして日本全土を支配しようとする最大の敵に天平はどう立ち向かうのか?
怒涛の完結編!

【あらすじ】
怪盗 流騎隊を倒してやっと江戸に平和が戻ったと思ったのもつかの間、今度は唐の国の海賊“吸血黒手組”が出現!
14歳のトラ年生まれの娘を狙って暴れはじめ、お八重も捕まってしまう。
彼らは病気を治すためにトラ年の娘の生き血を集めているのだ。
天平と南町奉行 遠山金四郎はコンビプレーで黒手組退治乗り出すが、黒手組は増援を呼んで、江戸城攻撃と邪魔者の天平への同時攻撃を企んでいた……。
正義の味方 天馬天平は、数々の秘密兵器を使う賊から江戸の町と人々を守ることができるのか!?(激戦黒汐の巻より)

【解説】
1957年から「少年画報」で連載が開始された『天馬天平』は、堀江卓による時代劇作品の一つである。
連載は『矢車剣之助』『つばくろ頭巾』と同時期で、作者が読者に好評な時代劇作品を次々に発表していた頃の作品だ。
60年には、漫画とは設定を少々変更してフジテレビ系列でテレビ放送された。
幕末を舞台に王政復古を夢見る少年剣士(漫画では医者志望の青年剣士)が得意の拳銃とムチを使い、あるときは覆面を身につけて正体不明の“月よりの使者”に変身するストーリーがウケて平均視聴率35%と人気番組になった。
主演は現在では倉木麻衣の父でも知られる山前五十洋(芸名 富士八郎)であり、当時はまったく無名の16歳だった。
今回は「少年画報」収録のエピソードを完全収録してお届けする。正義のムチを振るう天平の活躍にご注目あれ!!