近世日本国民史 西南の役(四) 西南役出師篇

近世日本国民史 西南の役(四) 西南役出師篇

● ポイント 210pt

550 税込

出版社 講談社

発行形態 書籍

最新刊発売日 2013年08月07日

カテゴリ 一般書籍

作品概要

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今般政府へ尋問の筋これ有り!、明治十年二月、西郷は刺客事件を名分として遂に立った。自ら手を拱して、官兵の来討を待つか、進んで我自ら蹶起するか。弾薬奪掠事件により、矢はすでに弦を離れ、砲丸はすでに砲口を飛び出していた。今更、西郷一人が沈吟、狐疑すべき場ではなかった。が、果たして西郷の本意は、私学校党に擁せられたるか、自らの意思でか。史家の公平なる観察は、騎者が犠牲者ならば、虎もまた犠牲者だったと結論する。(講談社学術文庫)

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