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17歳の時、自ら進んで芸者になった蝶子。化粧品問屋の柳吉に一目惚れ、しかし31歳の柳吉は妻子持ち。一緒に暮らすが蝶子が必死で稼いだ金を柳吉が放蕩してしまう。商売を転々とするがちっとも長続きしない男になぜ蝶子は惚れたのか。たくましく生きる大阪の庶民を描いた織田作之助の代表作のひとつ。
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