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「なんで、俺じゃねぇんだよ…っ」私は_匠兄が好きなのに…、肌に触れた熱も、唇の感触も、耳に響く言葉も、私に残るのは全部、巽のもの。弟みたいな巽の気持ちに応えることはできないけど、そばにいてくれることは嬉しい私。絡んではほつれて、結びつくことのないこの気持ちの行き場はどこ?
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