アオイロ・メロディ 3巻
作品概要
好きだけど、この気持ちは伝えちゃいけない。
バンドのために。
「歌うことがだいすき。でもこれは、だれにも内緒なの」
恥ずかしがり屋の女子高生・桜井青(さくらい あお)は、ある日、空き教室で歌っているところを学校の人気者・成田慎(なりた しん)に聴かれ、バンドのボーカルにスカウトされる。
お母さんとの衝突や友達とのすれ違いなど、いろいろと困難もあったけど、慎やバンドメンバーのサポートによって徐々に自信をつけ、バンドの一員として成長していく。
そんな中、「高校生バンドフェス」が開催されることを知った青たちは、出場を決意。
課題の“恋”をテーマにしたオリジナル曲の詩を青が考えることになったけど、初恋もまだな青は大苦戦。
息抜きにとみんなで夏祭りに出かけたけど、博人の計らい慎とふたりきりになってドキドキ……。
そんななか、かかってきた電話に出た慎の苦しそうな表情を見て青は、
「いままでたくさん助けられてきた。
だから今度は私が力になりたい」
と行動に。
結局、青の勘違いだったけど、それをきっかけにふたりのなかは徐々に近づいていく。
書き上げた歌詞は、青の慎へのストレートな気持ちが表現されていた。
「高校生バンドフェス」にむけて全速前進の青たち。
だけど、慎とヒロトはどこか様子がおかしくて…。
「もしかして、私の気持ちのせい?
だったら、この想いは胸にしまっておかなきゃ」
頑張って想いを押し込めるけど、何かあるたびにあふれそうになる気持ち。
バンドフェス前日、慎からの着信に思わず家を飛び出して、
バイト先まで会いにいった青。
普段見ない慎の表情、何かあったらいつも手を差し伸べてくれるのに、
どこか自分と距離を置く慎に青はますます混乱を深めていく。
そしてバンドフェス当日、他バンドのボーカル・愛莉から、
「バンド内恋愛なんてバンドを崩壊させるだけ」
と言われた青。
動揺したまま、本番を迎えちゃって――。
どうなるバンドフェス!!
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