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ひとりじゃ手に届かない事も、ふたりなら…キンモクセイ香る季節。忘れようとしても、逃げようとしても、この季節になると必ず思い出してしまう母の事。八重とふたりで訪れた母の故郷で、善一郎が手にしたのは、母が残した一通の手紙だった。一杯のお味噌汁が紡ぐ家族の物語、最新刊です。
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