母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄弟ではない。
ここグレイス=フィールドハウスは
小さな孤児院。
至って平穏なこのハウスで
ささやかながらも幸せな毎日を送る
三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常は
ある日突然終わりを告げた・・・
子供達を待つ数奇な運命とは・・・!?
大好きなママ。大好きなみんな。
血の繋がりはなくても大切な家族。
10年間疑うことすらなかった…
当たり前の日常。
グレイス=フィールドハウスで
生きてきた衝撃の理由とは…。
彼らの持ち合わせる頭脳で、
組み立てられた戦略で、
彼らをすべて把握しているママから、
施設の家族全員で脱走することはできるのか…。
「ママは気づいている」
「ママは疑っている」
「ママは2人だと知っている」
このエマたちが会話で用いられる言葉が
とてつもなく緊迫効果を出している。
その言葉から、導き出される突破口を考える。
これは一種の論破ゲームである。
謎解き、戦略、育成と
あらゆるゲームが織り込まれている
究極のサバイバルミステリー漫画なのである。