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“紫蓮”――初めて私を美しいと言ってくれた人。彼はその時から私の全てになった。夜ごと彼に施される抗い難い快楽に、私は創り変えられ、囚われてゆく。彼にとって私はただの“愛玩物”なのだと知らされた今でも、私はそこから逃れられない。今宵もまた深い闇の中で繰り返される、二人だけの睦言。
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