[ライトノベル]ひとりぼっちのソユーズ (全2冊)

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● ポイント 128pt

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3,080 税込

版型 B6判 版型とは

最新刊発売日 2021年09月10日

作品概要

「僕」は幼い頃に秘密の図書館みたいな部屋でユーリヤという女の子と出会う。
彼女が僕を「スプートニク」と呼んだ日から、
僕は彼女の衛星になり、まるで双子のように一緒に過ごす。
ユーリヤの夢は宇宙飛行士として月に行くこと。
月を目指していたのは、争いや国境のない世界に憧れていたからだ。
やがてスプートニクも、宇宙飛行士になって
二人で月に立つことを夢見るようになった。
だが、中学生になると、二人の心は離れてしまい、
国境線に背を向けるように別々に歩き出した。
そして、高校受験を控えた満月の夜――
二人の心はまた通じあった。
この日から、スプートニクの長い旅がはじまる。
月までの距離384,400キロメートルを遥かに超えてユーリヤと再会するという旅が。
スプートニクは宇宙飛行士を目指してひたすらに走り続けた。
二人は何度も離れ離れになり、何度も再会した。
種子島で、星の街で、インドネシアの島で、月面で、そして――。

スプートニクにはもう一人、特別な女の子がいた。
月で生まれた最初の人類「ルナリアン」――ソーネチカ。
彼は、ソーネチカの誕生を見届けるために月に上がった。
二度目の月に。そう、彼は幼いころの夢を叶えていた。
ソーネチカの誕生を見届けた後、彼は月で彼女の成長を見守った。
ソーネチカは全人類の夢を体現したような、とても特別な女の子だった。
彼女は成長するにつれて地球に恋焦がれ、青い星を目指すようになるのだが――。

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