[文庫]忘れ残りの記

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出版社 講談社

版型 文庫判 版型とは

最新刊発売日 1989年03月24日

カテゴリ 文学

作品概要

厳父の家業失敗により、著者は11歳で実社会に抛り出された。
以来、印章店の小僧、印刷工、給仕、小間物の行商、港の船具工など、幾多の職業を経験し、浮世の辛酸をなめ尽す。
幼いながら一家の大黒柱としての自覚、また逆境に芽生える思慕の情、隆盛期の横浜が少年の著者に投げかけた強い色彩――その波瀾に富んだ少年期を回想した四半自叙伝であり、吉川文学の原点でもある。

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