[ライトノベル]線路は続くよどこかまで (全1冊)
![[ライトノベル]線路は続くよどこかまで (全1冊)](https://dip6t338iqjb9.cloudfront.net/upload/save_image/865/N9768483584.jpg?1)
作品概要
ページを閉じたら、我が子に会いたくなる 児童書作家が後悔したたった一つのこと。
一度失いかけた命で父が描く、息子、そして家族への本音。
殺風景な病室で目を覚ますと涙が頬を伝っていた。
何故だかひどく虚しい。
ひとりには、もう慣れてしまったはずだった。
妻が出ていってからかなりの年月が過ぎていた。
かけがえのない息子まで妻に引き取られてからは、 生きる気力を失い、仕事は手につかなくなり、
人と会うことを避け、自宅に籠もり、行く当てもなくふらふらと街を徘徊し、自宅に戻ると酒を飲んで、泣いた。
打たれ弱い体質なのだ。
ついでに虚弱体質だったのか、運気も落ちていたのか、ようやく仕事もしだしたのに、新型ウイルスに感染してこのざま。
一難去ったのかも定かでないうちに、また一難。
弱り目に祟り目。
泣きっ面に蜂。
降ればどしゃ降り。
このまま死んだ方がいいのか。
そんな時、ひとりの病室で思い出したのは、あの頃の、息子の笑顔だった。
――伝えられなかった言葉が、線路の先で響く。


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1,980 円税込



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